年齢や収入などの情報を入力して、将来の年金受給額や退職金を試算できるシミュレーターです。 公的年金、企業年金、個人年金を含めた総合的な老後資金の計画にお役立てください。
日本の公的年金制度の基本情報
日本の公的年金制度は、全国民が加入する「国民年金(基礎年金)」と、 会社員や公務員が加入する「厚生年金」の2階建て構造になっています。 自営業者やフリーランスは国民年金のみに加入します。
原則として65歳から受給開始となりますが、60歳から70歳の間で 受給開始年齢を選択できます(繰上げ・繰下げ受給)。 繰上げると減額、繰下げると増額されます。
国民年金(満額)は月額約6.5万円程度、厚生年金は加入期間や 平均報酬月額によって異なりますが、平均的な会社員の場合、 国民年金と合わせて月額15〜20万円程度となります。
年金以外の老後資金準備方法
税制優遇を受けながら老後資金を準備できる制度です。 掛金は全額所得控除の対象となり、運用益も非課税、 受取時も税制優遇があります。
2024年から新NISAが始まり、年間360万円までの投資枠で 運用益が非課税となります。長期的な資産形成に適しています。
企業によって制度は異なりますが、一般的に勤続年数や 退職時の給与に応じて支給されます。 近年は確定拠出型の退職金制度を導入する企業も増えています。
年金・退職金シミュレーターの使い方ガイド
現在の年齢、性別、年収、勤続年数、雇用形態を入力します。 これらの情報は公的年金や退職金の計算の基礎となります。
退職予定年齢と平均寿命を設定します。 退職年齢は年金受給開始年齢に影響し、 平均寿命は必要な老後資金の総額に関わります。
毎月の積立額(年収に対する割合)と想定運用利回りを設定します。 これらの設定は個人年金(積立・投資)の将来価値に大きく影響します。
各項目を入力後、「シミュレーション実行」ボタンをクリックすると、 公的年金、企業年金、個人年金の月額推定値と、退職金・資産の推定額が表示されます。 また、現役時代の収入に対する年金額の割合(所得代替率)も確認できます。
シミュレーション結果は自動的に保存され、過去のシミュレーション履歴から 設定を読み込むこともできます。結果はクリップボードにコピーして保存することも可能です。